植木 直重

同窓会西日本支部結成のご案内

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植木 直重
(機械工学科第1期生 1969年卒)
苫小牧市立弥生中学校出身
勤務先:住友金属工業株式会社

Ⅰ、自己紹介

 機械工学科1期卒業生の植木です。1948年に苫小牧市で生まれ、今年で58歳。いわゆる団塊の世代です。中学校を卒業後、その年に新設された苫小牧高専に第1期生として入学しました。小さい頃から大の鉄道好きでした。当時は室蘭本線にC55、C57、D51型などのSLが走っており、私も苫小牧、錦岡間の通学にSLを利用していましたが、なんと高専生時代にはD51型SLの運転席に添乗したことがあるほどです。鉄道好きが昂じて、1969年の卒業と同時に鉄道車両の部品を製造する大阪の住友金属工業に入社しました。以来37年間に渡り、輪軸と呼ばれる鉄道車両の足回り部品の開発・設計・製造等のあらゆる技術管理に携わってきました。
 勤務先は、大阪市此花区にあり、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(UJS)に隣接しています。自宅は奈良県生駒市、大仏さんでお馴染みの東大寺までは車で15分ほどのロケーションです。高専時代は、バスケットボール部の初代キャップテンを任され、ダラダラ部員をしごくのが楽しみであるほどスタミナがあったのですが、当然年と共に衰え、現在は中年登山、中年水泳、時々中年ゴルフでリフレッシュしています。

Ⅱ、同窓会西日本支部の結成について

 表題にもあります様に、この度同窓会本部や関西在住の同窓生諸氏のあと押しとご協力により、同窓会西日本支部を結成する運びとなりました。伊藤校長、栗山同窓会会長にもご臨席いただき、11月18日に設立総会を大阪市内で開催する予定です。 この場を借りまして経過をご紹介させて頂きます。
 話は少しさかのぼりますが、2004年9月高専設立40周年、同窓会設立35周年の記念式典が苫小牧で行われ、私も出席致しました。その席上、栗山同窓会会長から「同窓会も35年の歴史を経てきて、広い地域、広い分野に同じ校舎で学んだ多くの同窓生が活躍している。今後各地域内で同窓生間の親睦を深め、更には横の人脈を有効活用するなど、同窓会活動を活性化するために関西地区に支部を設立して欲しい」との強い要望がありました。
 一方、同期生で中学校時代からのバスケットボール仲間であった、初代の同窓会会長故北沢正幸君や、現同窓会副会長菅原清君からも、機会あるごとに「会社を定年になるまでには、関西に支部を立ち上げろ!」と言われ続けて来ました。そこで、機械1期の関西在住者4名が一念発起し関西に同窓会支部を立ち上げる事を決意しました。
 しかし、36年間に渡る卒業生が積み重なって、年代・学科・職種にも大きな隔たりがありますので、それほど簡単に多くの同窓生を集める事は出来そうにはありません。そこで、第1ステップでは、支部設立発起人として「各学科の代表幹事」を集める事にしました。同窓会名簿をたよりに各学科の古参同窓生にTEL、手紙で呼びかけを行いました。その結果、さすがに我が同窓生、懐かしさもあり人が人を呼び関西地域に在住する全学科の同窓生22名で構成される代表幹事団が直ちに結成出来ました。 第2ステップでは、幹事団による「関西に苫小牧高専同窓会支部を設立するための準備会」をスタートさせました。 この「準備会」は2月から7月までに3回開催され、支部会員の構成地域、役員互選、支部の名称、支部設立に関する同窓会本部への届け出等の諸案件の審議と具体的な作業を手分けして行い、次の内容で設立する運びとなりました。
1、支部名は苫小牧工業高等専門学校同窓会西日本支部(樽前会と呼ぶ事としました)とする。
(関西以西の中国、四国、九州にも同窓生は在住していますが、少人数であり西日本として集約する)
2、支部会員は、富山県、石川県、福井県、滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県以西の西日本に在住する同窓生によって構成する。  (会員総数は100名前後になると思われます)
3、支部の設立総会を、本年11月18日大阪市内で開催する。
4、同窓会会則規定に従い、支部設立の届け出を同窓会本部に提出し承認を得ました。
5、支部には、支部長以下の役員と、幹事会を設ける。
 現在は、各幹事が手分けして、11月18日の設立総会に向け、西日本地域に在住する同窓生名簿の作成を行っています。
この様に、樽前会は11月から本格的に活動を始めますが、会員はそれぞれの企業の中枢として、与えられた専門分野で大変責任のある仕事を任され、忙しい日々を送っています。支部の活動として何をやっていくのか?これから試行錯誤で進めようと思っていますが、年1回の総会開催、更には気楽に集まり、支障の無い範囲で互いの情報や知識を交換出来るような場が出来れば良いと思っています。

 なお、11月の設立総会に参加したい方は、誰でも大歓迎します。「参加したい」と一報下さい。また、同窓生名簿の最終版以降に、移動・転勤された方も多くおり、西日本在住者の確認に苦労しています。 本便りをお読みになった関西在住の同窓生の皆さん、また関西在住の同窓生の連絡先をご存知の皆さん、是非ご一報下さい。 皆様の暖かいご支援とご協力をよろしくお願い致します。他地域の同窓生の皆さんも支部の設立に歩み出して下さい。ご協力します。

同窓会西日本支部(樽前会)への問い合わせ先は次の通りです。
住友金属工業㈱ 交通産機品カンパニー製鋼所 輪軸製造部
植 木 直 重 Eメール:ueki-nos@sumitomometals.co.jp
TEL:06-6466-6146

Ⅲ、後輩の皆さんへ

 現在高専で勉強中の学生の皆さん、皆さんはこれから将来の進路・職業を選択して行くことになります。私の37年間を振り返りますと、好きで鉄道の仕事に就き、新幹線等の高速鉄道、札幌地下鉄等のゴムタイヤで走る鉄道、更にはJR北海道が開発中のデュアル・モード・ビークルなど国内のあらゆる鉄道車両の技術の中核に関わって来ました。
一方、脱線など車両に起因したトラブルでも矢面に立つ事も沢山ありました。また、北米、ドイツ、フランス、台湾、中国などの諸外国へも出向き、鉄道足回り部品では最先端の技術に関与してきました。さらに、製造部門では300人の工場従業員を率いてきたこともあります。周りの人間的な環境に恵まれたこともありますが、好きな事を職業にし満足できる会社生活であったと思っています。
 鉄道もそうですが、世の中の産業は細分化された個々の専門的な分野が組み立てられて成り立っています。個々の専門分野は決して大きなものでは無く、自ら努力し技術を磨くことで、その道のプロになることが可能です。そのためには、自らが好きで心血を注げる仕事を探すことが大事だと思います。幸い、今の学生さんは多くの情報を簡単に得ることが出来ますし、展示会、見本市などで、世の中の産業や仕事を知るチャンスが多々あります。
自らのアンテナを高く上げ、各種の情報に触れて、自分が何をやりたいのかじっくり見つめ熟慮して、進路や職業を選択して下さい。

(編者注)
植木直重氏は現在,住友金属工業株式会社交通産機品カンパニー製鋼所の輪軸製造部の専任部長として,200人近い部下を率いてご活躍されています。

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職場での写真です。製品はJR東海新型新幹線N700の輪軸です。 最高速度300km/hで走ります。

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高専時代の写真です。左から 菅原君、植木、大内君です。(1968年頃)

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札幌地下鉄南北線5000系車両の試運転です (1995年7月)