お知らせ
タイ・カセサート大学低学年派遣研修に出発しました
2023年08月21日(月)
創造工学科1〜2年生の20名が、タイ・カセサート大学への派遣研修に出発しました。
本研修は8月19日(土)〜8月27日(日)の約一週間、タイ・バンコクにあるカセサート大学バンケーンキャンパスにて、数学や物理など授業の体験受講、タイ料理教室やボクシング体験、企業見学、タイ王宮や歴史遺産の見学など様々なアクティビティを通し、タイの文化に触れ、国際感覚を養うことを目的としています。
本研修は、今年度からスタートした事業であり、コロナ禍で海外派遣が実施できなかった本校において、3年ぶりの研修となります。
期間は決して長くはありませんが、派遣学生は「グローバルエンジニア」への第一歩となる様々な経験をし、大きく成長して帰国することでしょう。研修の経過については、引き続きHPにてお知らせいたします。

フロンティアコース学生が標津町でフィールドワークを行いました
2023年08月09日(水)
7月26日(水)から7月28日(金)までの3日間、本校フロンティアコース5年生3名が、フロンティア研究の一環で標津町においてフィールドワークを行いました。
少子高齢化・人口減少が進んでいる地方では、自治体のサービスとしてのインフラ維持が難しくなっています。特に、ごみ収集やし尿汲み取りなど自治体が主体として動くものは、今後どのように維持していくかが課題となっています。これらを踏まえ、フロンティアコースの卒業研究(フロンティア研究)において、渡邊清掃株式会社、標津町のご協力のもと「持続可能な地方インフラサービス運用のためのシステム構築に関する研究」というテーマ (指導教員:長澤智明、土谷圭央)に4名の学生が取り組んでいます。
今回は、この研究の一環で、渡邊清掃株式会社に多大なご協力をいただき、標津町でのごみ収集・し尿汲み取りの体験、処分場の視察、標津町役場との意見交換等を行いました。収集体験では実際に渡邊清掃株式会社の社員と収集車に乗車し、可燃ごみ、資源ごみ、し尿汲み取りの業務を体験させていただきました。収集車からの乗り降りの大変さ、ゴミステーションの形や配置が収集の効率化に大きな影響をもたらすこと、分別の重要性など、実際に体験したことで多くの気付きを得ることができました。
意見交換会では、学生のこれまでの研究内容に関して、多くの有益なコメントをいただきました。今回の経験を今後の研究に活かしていきたいと思います。
令和5年度公開講座を開催しました!
2023年08月08日(火)
7月31日(月)から8月2日(水)の3日間、公開講座を開催いたしました。
今年度は全8講座を開設し、参加人数は3日間合計で延べ120名以上(付き添いの方を除く)と大変多くの方にご参加いただきました。
①『モノに模様をつけてみよう』 【7月31日(月)】
サンドブラスト(圧力を使ってガラスに文字や模様を彫刻する)体験とレーザ加工(レーザーを使って箸に名前を刻印する)体験、そしてポーセラーツ(オーブンで食器に絵柄を熱転写する)体験の3つの体験を行いました。参加された方には初めての体験も多かったようで、本校在学生の手伝いなども借りながら、思い思いのデザインで模様をつけていました。
②『ものの動きの仕組みが分かる工作キットを組み立てよう!!』 【7月31日(月)】
工作キットの組み立て体験を通して、身の回りの道具や機械が動く仕組みを学ぶ講座でした。普段の授業ではなかなか触れない内容だったようで、参加した方からは「ものづくりの楽しさが分かって面白かった」「親子でアイデアを考えたり、大人も楽しめました」などの感想をいただきました。
③『色ガラス玉と紫外線硬化樹脂を使ってペンダントをつくろう』 【7月31日(月)】
薬品を軽量・調合するところから色ガラスを製作し、さらに樹脂で固めてペンダントを作りました。参加した皆さんからは「初めてガラスを作ったけれど、とても簡単で楽しく作業できた」といった声をいただきました。
④『楽しい電気電子工作教室』 【7月31日(月)】
光るオルゴールごまの製作を通して、電気回路の仕組みや半田ごての使い方などを学びました。専門的な機械も扱うため、低学年の方は保護者の方と一緒に挑戦する様子が多くみられました。参加した皆さんからは「難しかったけれどすごく楽しかった」や「電気電子工学に興味を持った」などの感想をいただきました。
⑤『最新の観測と超巨大ブラックホールの謎~観測することができないブラックホール~』
【8月1日(火)】
ブラックホールを観測する方法や時間と空間の関係など、宇宙にまつわる様々なことを講義形式で紐解く内容でした。かなり高度な内容を含む説明でしたが、参加した皆さんの、とても熱心に聴き入っている様子が印象的でした。また講義後には、ブラックホールを模したデザインのゴミ箱の工作について説明がありました。
⑥『2023夏休み工作教室「まが玉づくりと紙すきに挑戦しよう」』 【8月1日(火)】
紙パックを利用した、紙すきによるはがき作りと、ドリルや紙やすりを使って滑石から綺麗なまが玉を作る体験を行いました。2つとも難しい機械を使う体験でしたが、参加した皆さんの、作業中の真剣なまなざしが印象的でした。
⑦『コンピュータと論理でパズルを解いてゲームを仕上げよう』 【8月2日(水)】
コンピュータを操作し、パズルやゲーム作りに挑戦しながら、モデリングという作業について学びました。今回の公開講座の中でも特に作業をする時間が長い講座でしたが、参加した皆さんからは「時間があっという間に過ぎた」など、満足の声をいただきました。
⑧『コンクリート工場を見てみよう』 【8月2日(水)】
コンクリート工場へ行き、実際に製造の過程を見学しながらコンクリートの材料や作り方などについて学びました。今回の公開講座では唯一、本校以外の場所へ移動する形の講座でした。暑い中での見学でしたが、参加した皆さんは普段見られない工場の裏側に興味津々の様子でした。
今回開催したどの講座も終了後のアンケートで「楽しかった!また参加したい!」「勉強になった!」と大変好評をいただきました。
今後も、ものづくりの楽しさをみなさんにお伝えできる講座を提供していきたいと思います。
「2023サイエンスパーク」にて体験教室を実施しました
2023年08月08日(火)
8月5日(土)に北海道大学フード&メディカルイノベーション(FMI)国際拠点を会場に開催された「2023サイエンスパーク」にて道内4高専として体験教室を実施しました。
本イベントは、北海道の未来を担う子供たちをはじめとする本道の皆様に科学技術に対する興味と理解を深めていただくことを目的として、北海道、北海道立総合研究機構、北海道大学が主催で開催されたものです。
道内4高専は、北海道との連携協定に基づき、苫小牧高専・村本教授とサイエンス部を中心に「光る星座盤をつくろう」をテーマとした体験教室を実施し、12名の小学生に参加いただきました。
参加された皆様からはとても好評いただき、盛況のうちに終えることができました。
なお、令和6年1月までを予定として、科学実験や科学工作などの動画紹介を行う「2023サイエンスパーク・オンライン」も実施されていますので、興味がある方は当該イベントのウェブサイトをご確認ください。
【道内4高専体験教室の様子】
「令和5年度ガールズトークWithサイエンス」を実施しました
2023年08月07日(月)
令和5年7月27日(木),本校学術情報センター2Fセミナールームにおいて「令和5年度ガールズトークWithサイエンス」を実施しました。
このイベントは中学1・2年の女子学生を対象とし,サイエンス部の協力のもと工作などの体験を行うとともに,現役女子高専生と交流することで,高専生活や技術者教育の魅力の一端を伝えることを目的としたものです。
当日は苫小牧市内のほか,札幌市など近隣の市町村から合計26名の中学生が参加しました。
まず初めに,電子レンジを使ったドライフラワーづくりの実演が披露され,本校女子学生による指導のもと,ハーバリウム作りに挑戦しました。どの参加者も思い思いに,色鮮やかなハーバリウムを作成していました。
続いて,女子中学生と女子高専生のみによるグループトークが行われ,ケーキを食べながら大人のいない女子学生だけの空間で色々な話をしていました。
参加者からは「楽しかったからまた機会があれば来たいと思った!!」「苫小牧高専の細かい仕組みや、授業・イベントについて細かく知れて、とても参考になった」「先輩方から高専の話が聞けて興味をもてて良かったです」といった感想が寄せられました。
「令和5年度前期授業見学ツアー(2回目)」を実施しました。
2023年08月07日(月)
令和5年7月20日(木),本校において「令和5年度前期授業見学ツアー(2回目)」を開催しました。
このイベントは中学3年生と保護者等を対象とし,普段の授業の様子を見学してもらうことで,高専生活や本校の教育活動の一端を伝え,進路選択の一助としていただくことを目的とし,6月15日(木)に実施した第1回授業見学ツアーに続き開催したものです。
当日は苫小牧市内のほか,近郊の市町村等から合計120名が参加し,1年生の「創造工学Ⅰ」の授業を見学しました。ツアーでは,1年生が専門系(情報科学・工学系,機械系,都市・環境系)の実験や実習の授業を受けている様子や,PythonというAIやIoTなどの最先端の開発で用いられるプログラミングを学習する様子も見学していただきました。
見学ツアーは全行程約70分という短い時間でしたが,参加者からは「実際に見て面白いことがたくさんあり、今後の進路選択にとても参考になりました」「短い時間でしたがいろんな科の授業の様子を知ることができ、とても参考になりました。」といった感想をいただきました。
マレーシア技術者教育機関との交流にかかる教員研修の受け入れについて
2023年07月27日(木)
2023年7月10日(月)から21日(金)までの約2週間、マレーシアの技術者教育機関であるAdvanced Technology Training Center(ADTEC)の教員3名及びIndustrial Training Instutute(ITI)の教員2名を受け入れ、研修を行いました(受入系:機械系)。
国立高等専門学校機構では、現在、日本の高専手法の導入を希望する海外の教育機関への協力を積極的に行っており、今回の研修もその一環で受け入れたものです(2022年度に引き続き2回目)。
なお、当該研修は、JICAが途上国個別の具体的な要請に基づき実施している国別研修でもあります(研修テーマ:工学・技術教育に関する日本の高専手法の導入への協力)。
2023年度、国立高専では本校の他に小山高専、広島商船高専、阿南高専、熊本高専でも同様の研修を受け入れる予定です。
1日目の10日(月)はOpening Ceremony、本校(高専制度)概要説明及び施設見学ツアー、2日目以降は、機械系のカリキュラム紹介、研修員によるADTEC・ITI紹介、機械系教員・技術職員との懇談、機械系授業見学(一部電気電子系,情報科学・工学系授業見学)、機械系実験実習への参加及びフロンティアコース見学を行いました。
研修期間には、苫東ファーム株式会社及びトヨタ自動車北海道株式会社の施設見学を行い、本校卒業生の方からの事業説明を熱心に聞き、どちらでも活発な質疑応答がありました。
また、課外活動体験として、応援団によるエール及び書道部での書道パフォーマンス見学、書道体験も行い、マレーシアと異なる文化を経験できたことを大変喜んでいました。
最終日の21日(金)は、研修員による研修成果発表、全研修の振り返りと次回に向けての要望等を研修員・本校関係者及びJICA関係者で確認する評価会を実施し、研修修了証の授与をもって当該研修を終えました。
研修員からは、「日本の工学・技術教育システムを学ぶ本プログラムは、我々にとって素晴らしい経験となった」、「講義、実験等全てが有益であった」、「ADTECにはフロンティアコースのようなビジネスを学べる科目がないことから、ぜひ取り入れたい」、「高専とADTECの協力関係が今後も継続することを願っている」、「今回の研修内容を自身の機関に持ち帰り、今後の教育に活かしたい」などの感想がありました。
機械系長はじめ機械系教職員のご尽力のおかげで、大変有意義な研修となりました。
次年度についても,2週間程度の受け入れを予定しております。
書道部が「リレー・フォー・ライフジャパン 2023 とまこまい」に参加しました
2023年07月26日(水)
7月22日(土)、「リレー・フォー・ライフジャパン2023とまこまい」(がん患者様とそのご家族を支援するチャリティイベント)に本校書道部が参加し、書道パフォーマンスを行いました。
今回のパフォーマンスでは、樽前ばやし様とのコラボレーションが実現し、力強い和太鼓の音色に乗せ、参加された方々を元気付けられるよう、「鼓舞激励」を披露しました。その他、「邁進」「獅子」「蒼穹」の3作品を夏の青空の下、出光カルチャーパークの広い芝生の上で心を込めて力いっぱい書き上げました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
苫小牧高専協力会総会が開催されました
2023年07月04日(火)
6月28日(水)にグランドホテルニュー王子にて、苫小牧工業高等専門学校協力会の総会が開催されました。総会では協力会の令和4年度の活動についての事業報告と収支決算報告が行われ、続けて今年度の事業計画や予算案、さらに協力会役員の改選について審議がなされました。
総会の終了後には記念講演として、本校創造工学科 機械系 池田 愼一 教授による「プラズマ照射したボールエンドミルによるチタン合金の切削に関する研究」、本校創造工学科 電気電子系 奥山 由 准教授による「電源不要なポータブルオゾン発生器を用いた殺菌・脱臭・鮮度保持システムの開発と検討」の2件の講演が行われました。
また記念講演後には、新型コロナウィルスの影響で、平成31年度以来開催していなかった懇親会が4年ぶりに開催されました。懇親会では岩倉市長をはじめ多くの方よりご挨拶を賜り、また協力会より苫小牧高専の教育・研究の充実のため、研究費・図書目録の贈呈を受け、今後もより一層苫小牧高専と協力会企業、そして地域との連携・協力関係を深めていこうという決意を新たにいたしました。
本会では本校教職員と協力会企業から約120名のご参加をいただき、本校と協力会・地域との強固なつながりを再認識した一日となりました。
応援団の活動が令和5年6月27日(水)の読売新聞で紹介されました
2023年06月30日(金)
応援団の活動が,令和5年6月27日(水)の読売新聞で紹介されました。
コロナ禍で声出し応援のできない期間が続いたものの,南北海道大会室蘭支部予選(高校野球)の苫小牧高専 対 苫小牧工業高校の試合にて,団員17名で力強い応援を送りました。
夏の公式戦で声出し応援を経験したことがあるのは,5年の桜庭颯大団長のみでしたが,3年の今流音副団長を中心に,迫力のある声と動作で,劣勢のチームを盛り立てました。