お知らせ

国際会議JSST2018において本校専攻科生がStudent Poster Presentation Awardを受賞しました

2018年12月07日(金)

 2018年9月18日(火)から20日(木)にかけて室蘭工業大学で開催されたThe 37th JSST Annual International Conference on Simulation Technology(第37回JSSTシミュレーション技術国際会議)において,本校専攻科電子・生産システム工学専攻1年池田一樹君がStudent Poster Presentation Awardを受賞いたしました。受賞者は厳正な審査により決定され,海外からの参加者も含む,数多くの大学院生が発表する中での受賞となりました。

 本研究は本校の奥山由助教が率いる放電プラズマ研究室で行われ,受賞した研究課題のタイトルは“Comparison between experimental and simulation results of negative ion mobility in O2 (oxygen)”(酸素中における負イオン移動度の実験およびシミュレーション結果の比較)です。この研究では,大気圧下における負イオン移動度について,イオン・分子反応によるイオン種の時間変化を考慮した新しい手法による数値シミュレーションを実行し,実験結果と比較・検討しました。この新たな手法は,従来の手法(質量分析法やガスクロマトグラフィー)がもつ装置サイズや検出時間の困難を克服するガス分析装置の開発につながると期待されています。
 池田君は本研究をもとに低コストの小型ガス分析装置の開発を目指しており,今後の活躍が期待されます。

「苫小牧高専地域連携シンポジウム2018」を開催しました

2018年12月06日(木)

 11月30日(金)に,グランドホテルニュー王子にて「苫小牧高専地域連携シンポジウム2018」を開催し,苫小牧高専協力会会員企業の方々や,本校教職員・学生・一般の方など約140名が参加しました。
 今回は,これまで本校と本校協力会会員企業との連携強化等を目的として開催していた「苫小牧高専教育・研究フォーラム」を「苫小牧高専地域連携シンポジウム」に改め,広く一般の方を対象として,より地域に開かれた形で開催いたしました。
 まず,「地域の活性化と苫小牧高専が果たす役割」をテーマとしたパネルディスカッションが行われ,本校 菊田地域共同研究センター長の進行のもと,苫小牧港開発(株)代表取締役社長の石森氏,(一社)北海道化学事業創造センター代表理事の東氏,(株)ダイナックスの古川氏, 本校 大橋・松尾准教授,本校専攻科2年生の和泉君及び田村君の7名のパネリストの方々が,それぞれの立場から,地域活性化に向けての現状,課題や本校に求めること等について発言し,大変貴重なご意見等を頂戴しました。
 次に,本校 原田助教から,「AIによる地域活性化」をテーマとして,AI導入による業務効率化の可能性等についての講演が行われました。
 最後に,ポスターセッション形式で専攻科1年生26名による研究発表が行われました。
 このほか,今年度のロボコン北海道地区大会での本校出場ロボットの特別展示も行われました。

パネルディスカッションの様子            原田助教による研究発表

専攻科研究発表の様子                 ロボコン地区大会出場ロボット

苫小牧商工会議所と包括連携協力に関する協定を締結しました

2018年11月29日(木)

 11月28日(水)に苫小牧商工会議所において,苫小牧工業高等専門学校と苫小牧商工会議所の包括連携協力に関する協定の締結式が行われ,本校から黒川校長,古崎副校長(総務主事),菊田地域共同研究センター長,須田キャリア教育センター長らが出席しました。
 この協定は,地域社会の発展,人材の育成と確保,教育及び学術研究の振興に寄与することを目的として,様々な分野において相互に協力することを定めています。
 今後は,この協定に基づき,中小企業のための技術経営相談窓口として本年10月12日に開設した苫小牧高専サテライト「c-base」運用に係る連携等,地域活性化に向けて取り組んでまいります。

※ この取組は,平成31年度から始まる第4期中期目標期間を見据え,国立高等専門学校機構が各高専の強みや特色を伸長させる取組に対して支援を行う「“KOSEN(高専)4.0”イニシアティブ」事業の採択を受けて実施しております。

『胆振管内アウトメディアフォーラム』に出展しました

2018年11月28日(水)

 11月23日に白老町中央公民館で開催された「胆振管内アウトメディアフォーラム」の会場内に設けられた体験ひろばに,苫小牧高専も体験ブースを出展しました。
 体験ブースでは,「レーザー加工機を使ったお箸への名前入れ」「暗いところで光るスライム作り」「小さなロボットを走らせるプログラミング」の3つのブースを用意し,合わせて100名近くの方に参加いただきました。
 高専以外にも様々な団体が出展しており,アイヌ語かるたや缶バッヂづくり,けん玉や皿回しのアトラクションなど,多くの企画が行われ,参加した子供たちは楽しそうに遊んでいました。

北海道胆振東部地震災害義援金へ寄付

2018年11月22日(木)

 10月20日(土),21日(日)に実施した高専祭に出展した機械工学科展,物質工学科5年,3年2組より,売り上げの一部122,706円を日本赤十字社を通じて被災地へ寄付しました。ご協力ありがとうございました。

本科4年,専攻科1年生向け「就職ガイダンス」が行われました

2018年11月20日(火)

 11月13日(火)に本科4年生および専攻科1年生対象とした「就職ガイダンス」が行われ,3年生を含む74名が参加しました。
 株式会社ディスコより講師を迎え,求人の閲覧方法のデモンストレーションを行った後,就職の内定が決まった本科5年の学生5名と専攻科2年の学生1名から,後輩へ様々な助言,アドバイスがありました。
 就職試験に向けた準備は前もってやっておくべき,志望動機はしっかりと持つ,先輩たちの受験の記録を参考にしたらよいなど,具体的なアドバイスを聞いた学生からは,「就活をする実感がわいた」,「しっかりと企業を選ぶ大事さがわかった」などの感想が聞かれ,就活に向けた大変良い機会となりました。

『第45回みんなの消費生活展』に出展しました

2018年11月15日(木)

 11月10日(土),11日(日)に苫小牧市民活動センターで開催された「第45回みんなの消費生活展(苫小牧市主催)」に,苫小牧高専も体験ブースを出展しました。
 体験ブースでは,計って混ぜるだけで出来上がる入浴剤づくりを行い,子供達だけではなく大人の方にも多数ご参加いただき,2日間で140名近くの方が入浴剤づくりを楽しまれました。
 高専以外にも様々な団体が出展しており,寸劇やエコバック作り,ジャンボよいとまけの重さ当てクイズなど,多くの企画が行われました。

とまチョップも来てくれました!

ビジネスEXPOに出展しました

2018年11月15日(木)

 11月8日(木)及び9日(金)に札幌市のアクセスサッポロで「ビジネスEXPO」が開催され,道内4高専(函館高専,苫小牧高専,釧路高専,旭川高専)が共同で出展し,パネルや成果物等の展示を行いました。
 今年度の展示は,昨年度までの学校ごとの展示から形を変え,道内高専教員で構成された「道内4高専研究連携協議会」の3分野(材料・加工分野,生物・食品分野,未利用資源利用分野)による展示と,各高専で研究等を行っているロボットカーやボウリング用車いす等の実物展示を行いました。
 道内4高専の出展ブースには,2日間で400名を超える来場者があり,高専の研究内容をPRする非常に良い機会となりました。

書道部が沼ノ端交流センターで書道パフォーマンスを披露しました

2018年11月15日(木)

 沼ノ端交流センターで11月10日(土)に行われた開館記念イベントのオープニングで、本校書道部が書道パフォーマンスを披露しました。
 パフォーマンスは真新しい遊戯室を会場として、施設を利用していた親子連れや、わざわざ来場して下さった方々など大勢の観客の前で行われました。
 最初に、開館を祝って壁に「祝、感謝」の文字を力強く書き上げ、その後、センターの発展を願って「希望」、花火をイメージした「燈華」、明るく元気でカラフルな「色鉛筆」の合計4作品を披露し、若者らしい熱いパフォーマンスでセンターの開館祝賀行事に花を添えました。

セキュリティ・ミニキャンプin北海道に参加しました

2018年11月13日(火)

 2018年11月3日(土)~11月4日(日)に北海道大学情報基盤センターにて開催された「セキュリティ・ミニキャンプin北海道2018」に本校学生2名が参加し,本校教員が講師として講演を行いました。全体では小学生から大学院生まで20名の学生,2名のチューターが参加しました。
 本ミニキャンプは,次世代を担う若手情報セキュリティ人材を発掘・育成するために,産業界や教育界を結集した講師により実施されております。今回のミニキャンプでは,選考を通過した学生がIoTカーの制御やIoTカーに潜む脆弱性の発見,最近の世情を踏まえた法律と倫理,C言語のプログラムに潜む脆弱性,マイコンを用いたUSBによるマウス操作ツールの作成など幅広い分野の情報セキュリティについて学びました。
 また,本セキュリティ・ミニキャンプでは本校創造工学科情報科学・工学系 土居准教授がIoTカーに関する240分の講演を担当しました。本講演は高専情報セキュリティ人材育成事業(K-SEC)における教材開発の成果を活かしたもので,本講演にて拾い上げた参加者の声を教材開発にも反映させていく予定です。
 学生にとっては,学校の授業や実験だけでは触れることの出来ない第一線の技術者たちからの講義を受け,情報セキュリティに関する技術を深めることが出来ました。