お知らせ

『とましん子供ものづくり教室』を開催しました

2018年01月15日(月)

 1月13日(土)に『とましん子供ものづくり教室』を苫小牧信用金庫本店で開催しました。本事業は平成17年に本校と苫小牧信用金庫が締結した連携協定に基づき実施しているもので、今回が12回目となります。
 今回は「自動運転するライントレースカーを作ろう」というテーマで実施し、当日は小学生19名の参加がありました。講師の説明を受けながら、子供たちは慣れない手つきでギアやLEDライトなどを組み立てていき、カタツムリの形をしたライントレースカーを完成させていました。そして、実際に黒いラインを引いた紙の上で、ライントレースカーを走らせることが出来ました。
 また、ロボットテクノロジー部による今年度の高専ロボコン地区大会出場ロボット「苫コマイーヌ(トマコマイーヌ)」及び「蟲忍 蟲武者(ムシノビ ムシムシャ)」の実演が行われ、迫力ある動きに子供たちから歓声と拍手があがりました。最後は、子供たちが実際にロボットを動かしてみることもでき、皆生き生きと楽しんでいました。
 子供たちにとって冬休みの良い思い出作りとなり、ものづくりの楽しさを伝える機会にもなったのではないかと思われます。

ロボット実演の様子                 実際にロボットを動かす子供たち 
ものづくり教室の様子                完成を喜ぶ子供たち

平成29年度公開講座「サンドブラストにチャレンジしてみよう」を開催しました

2017年12月26日(火)

 12月25日(月)に今年度最後となる、平成29年度公開講座「サンドブラストにチャレンジしてみよう」が開催されました。今回は8名の小・中学生が参加しました。
 サンドブラストとは、ガラス瓶に圧力で砂を吹きつけ、思い思いの文字や柄を付けていくもので、参加者は皆、オリジナルの作品を作ることが出来、大満足でした。
 今年度の公開講座は、これで終了となりましたが、夏と冬この講座を通して、小・中学生にものづくりや科学の楽しさを伝えることが出来たのではないかと思います。
 今後もこのように、子ども達に理科をはじめとした学問への興味を持たせる活動に努めてまいります。

創造工学Ⅰの授業でダイソン問題解決ワークショップを実施しました

2017年12月21日(木)

 ジェームズダイソン財団から、新製品の掃除機ヘッド50台をお借りして、1年生全員(約200名)が分解と組立を体験しました。
 今回分解したのは、髪の毛や長い繊維がヘッド内で絡まってしまう問題を解決したタングルフリータービンツールと呼ばれる新製品です。実際の製品を分解し、その構造や原理を調べるだけでなく、身の回りの課題を解決するために、エンジニアがどのようにアイデアを出しながら解決していったかを考えてもらうことを目的としました。また、エンジニアになった想定で、グループで問題解決に取組み、考え出したアイデア(提案)を発表してもらいました。
 技術は社会や生活に密接に関係し、技術革新は私達の生活にも大きな影響を与えます。進化し続ける技術の大切さを学び、高専での学習意欲を高めてくれたのではないかと期待しています。
 授業後のアンケートを一部紹介します。
・今回のタービン部分の分解を通じて、製品がどのように作られているか、どのような理由で作られているかを実際に理解することができた。エンジニアの意図や工夫などもわかり、将来もっと良い製品を作れるように努力していこうと思った。たくさんの失敗からこんなにも良い製品を作れているので、私も失敗を恐れずに何事にもチャレンジしてみようと思った。
・様々な場所でいろいろな工夫がされていてすごいと思った。こういうアイデアを考えられる柔らかい頭と、それを実現する技術ができないとできないことなので、高専では自分の系のことだけではなく、いろいろな勉強をしようと思った。
・ダイソンのエンジニアはすごいなと思った。今の自分たちには考えつかないことを長い年月をかけて開発していることをとても尊敬するし、自分もそんな風になりたいと思った。
・アイデアを出し、それを実現させて、またその問題点を見つけてそれを改善するというのは、本当に大変なことなんだなと思った。エンジニアになるというのは自分が思っていたよりずっと深いことなのだと思った。

平成29年度ウィンターフェスティバルの実施結果について

2017年12月19日(火)

 12月17日(日)、本校体育館にてウィンターフェスティバルが開催されました。ダンス同好会の演舞からスタートし、書道部のパフォーマンス、ポピュラーソング部、吹奏楽部による演奏が行われ、フィナーレではポピュラーソング部と吹奏楽部の演奏に合わせダンス同好会が演舞し、非常に迫力あるステージとなり大いに盛り上がりました。
 また、美術同好会、鉄道研究会も日頃の活動成果により数多くの作品を展示することができました。
本イベントに向け、各クラブが懸命に取り組んだ成果を多くの来場者の方にご覧いただくことができ、学生たちにとって有意義なイベントとなりました。

警察庁による出張講義を受講

2017年12月19日(火)

 12月15日(金),創造工学科情報科学・工学系2年生13名,情報工学科4年生2名・専攻科1年生2名,2年生1名の計18名の学生が,本校で警察庁による出張講義を受講しました。本出張講義は,将来サイバーセキュリティの素養がある学生を育成すべく,警察庁および北海道警察情報通信部のご厚意により実現しております。
 今回の出張講義では,4名の講師を招き,1日をかけてサイバーセキュリティの現況,架空の事件のシナリオに基づいたログ解析やバイナリ解析などについて,講義とデモンストレーションと実習を実施することで,アプリケーションに近い部分から低レイヤに近い部分まで幅広く情報セキュリティについて学びました。
 学校の授業や実験だけでは触れることの出来ない第一線の技術者たちからの講義を受け,サイバーセキュリティに関する技術を深めることが出来ました。

学生寮でクリスマスバイキングが行われました

2017年12月18日(月)

 学生寮では、寮生サービスの一環として、半年に一度バイキング形式の夕食を提供しています。
 今回は夏に引き続き今年2回目となるバイキングで、クリスマスが近いこともあり、クリスマスメニューで、12月13日(水)17時30分から行われました。
 メニューにはタンドリーチキン、ポークシチュー、マカロニグラタン、鶏の唐揚げ、稲庭風うどん、肉団子、肉まん、イチゴムース、お汁粉、ケーキなど、20種類以上取り揃え、寮生は、普段と違う雰囲気で、色々なものを食べられる楽しい時を過ごしました。

平成29年度後期避難訓練が実施されました

2017年12月18日(月)

 12月12日(火)17時より、学生寮において、平成29年度後期の避難訓練が実施されました。12月から新たに寮生会執行部になった学生が、日本防災技術センター苫小牧営業所の職員により寮内の緊急放送設備等について実地で説明を受けました。その後、女子寮1階で火災が発生したとの想定の下、全寮生が参加して、実際に緊急時の対応と避難誘導や点呼などが行われ、寮生たちは真剣な表情で訓練を行っていました。また、訓練終了後、寮務主事から今回の訓練について総括がなされ、改めて火災等の緊急時の対応について確認がなされました。

タイの高校生が本校を訪問しました

2017年12月11日(月)

 平成29年12月8日(金)、タイからの高校生25名、引率教員1名が本校を訪問しました。外務省から委託を受けた一般財団法人日本国際協力センター(JICE)が 実施する「21世紀東アジア青少年大交流計画」の招聘事業で来日したもので、今回は苫小牧市が受け入れることになった訪問団に対する学校・学生交流の部分について本校が協力したものです。
 当日は黒川校長の挨拶、本校の概要説明の後、学校施設を見学し、英会話の授業へ参加しました。昼食の時間には本校学生と交流の機会を持ち、午後からは特別講義と部活動体験を行いました。最後に応援団よりエールが送られ、本校での交流を終了しました。
 また、ASEAN事務局のH.E. Mr. Vongthep Arthakaivalvatee事務次長が来校され、校長との懇談、英会話の授業視察を行いました。
 今回の交流は、来日した高校生にとっても、本校学生にとっても貴重な体験となったようです。

■黒川校長の挨拶、本校の概要説明の様子

■施設見学の様子
 図書館・情報処理施設・実習工場などの施設を見学しました。アイスホッケー場では見慣れない雪におおはしゃぎの様子でした。

■英会話の授業の様子
 石川特命助教の英会話の授業に参加。学生による「食」「名所」「格闘技」をテーマとした日本語でのプレゼンテーションと、英語を使ったコミュニケーションワークショップを行いました。授業が終わった後もお土産の交換など交流を楽しんでいました。

■昼食の様子
 本校学生と懇談しながら昼食をとりました。日本のマナーに従い「いただきます」「ごちそうさまでした」と挨拶をしました。

■特別講義の様子
 二橋准教授が「流氷について知ろう!」、高橋准教授が「本物のブラックホールって?」をテーマに特別講義を行いました。その後、苫小牧市の川島主事が苫小牧市の概要説明を行いました。

■部活動体験の様子
 2グループに分かれ、茶道部と書道部の部活道体験を行いました。最初はお互い緊張していたようですが、徐々にうち解け、日本の文化を楽しんでいました。

■応援団からのエール 訪問団からの挨拶の様子

「苫小牧高専 教育・研究フォーラム2017」を開催しました

2017年12月07日(木)

 12月5日(火)に、グランドホテルニュー王子にて「苫小牧高専 教育・研究フォーラム2017」を開催いたしました。
 本フォーラムは本校協力会会員企業を中心とした地域・社会に向けて、本校が取り組む諸活動の発表や報告等を行い、今後の教育研究活動及び産学連携活動の発展につなげるとともに、本校と地域企業の連携強化を図ることを目的として平成19年度より毎年開催されているものです。
 今年度は、基調講演として(株)光合金製作所取締役会長 井上一郎氏をお招きし、「人づくり・ものづくり」と題して、人材育成からものづくりをとりまく経営環境や21世紀に生き残れる企業づくりと地域づくりについてご講演いただきました。
 つづいて、協力会助成事業報告として、本校岩波教授及び研究協力学生より、「ハスカップビネガーを使用した教育実践」と題して、協力会助成金を受けながら安平町とも共同研究しているハスカップビネガーの進捗状況についての報告がありました。ハスカップビネガーは、フォーラム終了後の交流会にて、実際にアイスクリームとフルーツポンチにかけて試食することもでき、「甘酸っぱくて美味しい」「フルーツポンチに特に合う」と、大変好評を博しました。
 事業報告後、パネルセッションとして、専攻科1年生の特別研究発表、八田教務主事・村本専攻科長・須田キャリア教育支援センター長からの創造工学科紹介、岩波教授らからのハスカップビネガーの紹介がありました。
 また、同時開催として、今年度のロボコン地区大会での本校出場ロボットの特別展示と資料映像の放映もあり、参加者の目を楽しませていました。
 地域社会に対し、普段あまり研究内容を知ってもらう機会のない学生達が、今回このような形で発表することができ、日頃の研究成果を理解していただく大変良い機会になりました。

【(株)光合金製作所 井上氏による基調講演】     【ロボコン地区大会出場ロボット】
【専攻科生によるパネルセッション】         【ハスカップビネガーの研究報告】

全国高専デザコン2017 AMデザイン部門 審査員特別賞受賞

2017年12月05日(火)

 12月2日および3日に岐阜市文化産業交流センターで開催された「全国高等専門学校デザインコンペティション2017 in 清流の国ぎふ」のAMデザイン部門において,本校機械工学科5年の目黒裕也君,平田拓巳君および小川聖君のチームが審査員特別賞を受賞しました。この部門は,2008年に高専機構主催で始まった「3次元ディジタル設計造型コンテスト」に端を発し,2013年からデザコンと共同開催され,2015年からは,3次元設計,3Dプリンター造型,造形物の性能,プレゼンテーションなどプロジェクト全体の優劣を競う「AM(Additive Manufacturing)デザイン部門」としてデザコンに統合され,今に至ります。
 今年のテーマは「安心・安全アイテム開発」でした.課題としての指示は「3Dプリンターの造型技術を活用して,社会の様々な問題をより安心・安全なものにするアイテムや技術を具体的に提案する」とだけあり,自由な発想に基づく独創的なアイデアの具現化が求められました。
 彼らは,北海道をはじめとした降雪地域における人力による除雪作業(いわゆる「雪かき」)の肉体的負担の軽減策に着目し,市販の汎用除雪スコップに装着して,除雪が楽になるグリップの開発に挑戦しました。また,デザコン経験者である本校電子・生産システム工学専攻1年の若生憲明君が,ティーチング・アシスタントとして常に彼らへ助言してくれたことも大きな助けとなりました。3Dプリンターによる試作を繰り返し,取付け・位置合わせ・取外しが簡単で,将来的には,個人の手の大きさにあわせたカスタマイズが可能なものが出来ました。審査の結果,雪国の生活を改善することが期待できるとして評価され受賞しました。