苫小牧工業高等専門学校

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お知らせ
2023.02.02
学生・教員の活躍

全国高専デザコン2022 構造デザイン部門 審査員特別賞受賞

 2022年12月10日および11日に大牟田文化会館(福岡県大牟田市)で開催された「第19回全国高等専門学校デザインコンペティション2022 in 有明」の構造デザイン部門において,本校構造デザイン部の村上拓郎さん,林憲伸さん,大沢穂香さん,中嶋一心さん,佐藤泰樹さんおよび濱田理央さんのチームによる作品「翼」が審査員特別賞を受賞しました。この大会は通称「デザコン」と呼ばれ,ロボコンやプロコンと並び全国の高専生がその技術力を競い合う場として毎年開催されています。この構造デザイン部門は,デザコンで最も歴史が長く参加数も多い競技部門です。今大会では,日本の高専32校ならびにモンゴルの高専3校から54チーム(エントリー人数265名)が参加しました。
競技課題は,簡単に言うと,ケント紙と接着剤のみで橋を作製して大会に持ち込み,当日,質量測定,載荷試験,設計評価が行われ,その点数で優劣を競う,というものです。橋の長さは規定で約1mとなるのに対して質量に制限はありません。ただし,軽いほど「軽量点」が高くなります。その中央に50kgの載荷を行い,10秒間耐えることが出来れば「載荷点」が満点となります。本校の作品の得点は最優秀賞や優秀賞(上位3チーム)には届かなかったものの,今大会のルールの一つである「分割された二つの橋を,載荷直前につないで一つの橋にする」という課題を解決するために考えた構造が,審査員に高く評価され,審査員特別賞の受賞に至りました。
次回のデザコン(2023年11月,舞鶴市)の構造デザイン部門では,より複雑な分割構造や衝撃荷重による載荷が採用されます。今回以上に苦労することは明らかですが,今回の受賞を糧に,上位入賞を目指して既に構造デザイン部の活動が始まっています。

(写真)1月中旬に届いた賞状とともに校長先生へ受賞の報告