苫小牧工業高等専門学校

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お知らせ
2023.08.22
国際交流

NZ・マオリ族の学生との交流活動に参加しました

 8月5日(土)、ニュージーランド北部・ムルパラにあるマオリ族の専門学校・テクラカウパパモトウハケオタフィアウ学校から9〜16歳の学生と教員の計31名が苫小牧市を訪れ、本校創造工学科2年の安部友理さんが学生ボランティアスタッフとして市の職員の方々とともに苫小牧市内各所を案内しました。今回の訪問はアイヌ文化伝承団体「苫小牧うぽぽ」との交流活動の一環で、当日は科学センターの見学やアイスホッケーの試合観戦、港まつりへの参加など盛りだくさんの内容でした。


安部さんからのコメント
 今回、初めて海外の方に会いましたが、本当に良い人たちに出会うことが出来ました。私はボランティアという形でしたが、時々、日本語で説明が書かれているものを単語とジェスチャーで何とか伝えるくらいで、ほとんどの時間は友達のように年下のマオリ族の子と一緒に行動し遊んでいました。
 英語に関しては、何度聞いても聞き取れず、「話す聞く」の難しさを痛感しました。しかしマオリ族の子たちは優しくて、目を合わせ喋りかけてくれたり、私が話せなくても近くに来て笑顔を向けてくれたり、ずっと手を繋いでくれたり、言葉以外でその人の優しさを感じ、すぐに心を開くことが出来ました。日本人にとって少し恥ずかしがってしまうようなことが、当たり前に行われていて驚き、また良いなと思いました。
 さらにマオリ族の子たちは国も違う知らない人であっても、手を振ったり指ハートをつくったりしていました。通りがかる人、バスから見えた人、どんな人にも手を振っていました。なぜ手を振っているのか彼ら自身の思いはわかりませんでしたが、“他人“と“自分“というような境界が感じられない出来事でした。
 通じないことばかりでしたが、港まつりで聴いたQUEENの曲や大谷翔平選手、鬼滅の刃のことなどを、マオリの大人も子どもも知っていて、世界での知名度の高さがわかり面白かったです。
 この企画に参加して、私の英語のレベルがわかり、またマオリ族の方たちに心が暖かくなり、参加してよかったと感じています。良い経験と思い出になりました。今度は私がニュージーランドに行ってみたいです。
 このような企画を開催してくださり感謝しています。ありがとうございました。