苫小牧工業高等専門学校

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お知らせ
2023.08.23
国際交流

本校小林校長がタイ KOSEN-KMITL及びKOSEN KMUTTを訪問しました

 本校小林幸徳校長は、2023年8月17日から19日の計3日間、「日本型高等専門学校の教育制度(KOSEN)」を本格的に導入したタイ王国の高専であるKOSEN-KMITLとKOSEN KMUTTの2校を訪問しました。
 タイ高専では、産業政策「タイランド4.0」で示される産業を支える実践的で革新的な技術者を育成しており、現在、独立行政法人国立高等専門学校機構(高専機構)は、円借款事業に基づく教育サービス提供者として、タイ高専の運営支援のため、日本の国立高専教員を派遣し、現地のタイ人教員への指導・研修を行っています。また、日本の国立高専のうち11校をプロジェクト推進校とし、日本への学生受け入れや教材作成などの支援も行っています(苫小牧高専もプロジェクト推進校のうちの一校)。
 今回訪問は、高専機構より小林校長に対して、タイ高専における特別講義実施の要請があり実現したものです。
 まず、8月17日にはKOSEN KMUTTを訪問し、Acting Principal であるDr. Kongkarn Vachirapanangと面談をしました。学校の概要説明を受けたのち、施設見学をさせていただき、今後の学生及び教職員の交流に関するMOU締結に向けて進めることを確認しました。
 8月18日にはKOSEN-KMITLを訪問し、Acting Director であるDr. Somyot Kaitwanidvital と面談をし、MOU締結についても確認しました。
 タイ高専プロジェクト・プログラムマネジャーである加納誠二国際総括参事及び高嶋孝明国際総括参事からプロジェクトの概要説明を受けるとともに、施設並びに授業の見学を行いました。
 さらに、メカトロニクス学科5年生を対象に"Vibration, Control and Mechatronics"と題して特別講義を行い、授業で学ぶ内容と研究との関連や高専生に期待される技術者・研究者像について説明しました。
 10月にはタイ高専から19名の教職員を苫小牧高専に迎えて、教育及びマネジメントに関する研修を予定しており、今回の視察を踏まえた研修内容の充実を目指します。

KOSEN-KMITLソムヨット校長との面談


KOSEN-KMITLでの集合写真


KOSEN-KMITLでの特別講義の一コマ


KOSEN KMUTTでの集合写真