苫小牧工業高等専門学校

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お知らせ
2024.03.21
お知らせ 国際交流

モンゴル高専教職員研修を実施しました

2024年3月11日(月)から15日(金)までの5日間、本校でモンゴル工学系高等教育支援事業(M-JEED)の一環として、モンゴルの4高専(モンゴル科学技術大学付属高専、同ウムヌゴビ県キャンパス、モンゴル工業技術大学付属高専、新モンゴル高専)の校長4名及び管理職3名に対しマネジメントに関する研修を実施しました。

モンゴルでは、急速な経済成長を支える高い技術や知識を持つ人材育成のため、工学系の高等教育機関における教員の質・量の向上や国際的な潮流に合致したカリキュラムやシラバスの開発が求められています。現在、独立行政法人国立高等専門学校機構(高専機構)は、円借款事業に基づく教育サービス提供者として、モンゴル高専の高度化や運営支援のため、日本の国立高専教員を現地に派遣する「渡蒙研修」や、モンゴル高専の教員を本邦で受入れる「訪日研修」などを通して工学系教育の指導を行っています。本事業において、日本の国立高専のうち10校を協力支援校とし、本校は2023年度より協力支援幹事校としての役割を担っています。

今回の研修は、高専機構より本校に対して、研修実施の要請があり実現したものです。研修員達は、高専機構や本校の担当者より、高専教育、運営体制、本校の目的(教育理念・学習目標)、リスク管理、予算、アドミッションポリシー/ディプロマ・ポリシー/カリキュラム・ポリシー、キャリア支援、カリキュラム更新、学生支援、学生寮等の概要説明などを受けた後、本校の技術経営相談窓口である「C-Base」や苫小牧市内の企業を見学し、地域と連携した取り組みについて担当者より説明を受けました。また、最終日には卒業式・修了式にも参列しました。

研修員達からは、研修期間を通して活発な質疑応答があり、高専教育及びマネジメントに関する知識を習得し、自高専に持ち帰り今後の教育活動に活かしたいという強い意気込みを感じることができました。また、「この研修がモンゴル高専の今後の発展のために貴重な機会となった。」「教務関係の皆様にも大変貴重な指導をいただいた」と感謝の言葉がありました。