2024年7月11日(木)~12日(金)に熊本市で開催されたセルロース学会第31回年次大会において、専攻科創造工学専攻(応用化学・生物系)2年の井筒歩夢さん(指導教員:甲野裕之教授)が、特別研究の成果発表を行い、優秀ポスター賞を受賞しました。
井筒さんはカニやエビの殻の主成分であるキチンを原料に、体温付近で溶液状態からゲル状態に転移する新しいゲル材料の開発を行いました。その転移現象の解明と生体材料への応用について、今回発表しました。井筒さんの優れた研究成果および発表能力が高く評価され、114件の演題から5件選出され、今回の受賞となりました。
※本研究成果は、高専が推進するGEAR5.0防災・減災・防疫(ライフサイエンス拠点)の一環として行われております。
研究題目:キチンオリゴ糖の可逆的ゲル化現象の解明とその用途開発
発表者: ○井筒歩夢,長岡佑哉, 服部武史(福島大), 碓氷泰市(静岡大), 磯野拓也(北海道大), 尾形慎(福島大), 甲野裕之
https://cellulose-society.jp/news_branch05/news/news_detail_273.html

本校から発表した3名の専攻科生(左から横川愛莉さん、井筒歩夢さん、竹田聖さん)

優秀ポスター賞を受賞した井筒さん