苫小牧工業高等専門学校

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お知らせ
2024.07.29
お知らせ 国際交流

マレーシア技術者教育機関との交流にかかる教員研修の受け入れについて

2024年7月16日(火)から26日(金)までの約2週間、マレーシアの技術者教育機関であるAdvanced Technology Training Center(ADTEC)の教員6名を機械系で受け入れ、研修を行いました。
国立高等専門学校機構では、現在、日本の高専手法の導入を希望する海外の教育機関への協力を積極的に行っており、今回の研修もその一環で受け入れたものです(2023年度に引き続き3回目)。
なお、当該研修は、JICAが途上国個別の具体的な要請に基づき実施している国別研修でもあります。研修テーマは、工学・技術教育に関する日本の高専手法の導入への協力、となっています。
1日目の16日(火)は開講式、本校や高専制度の概要説明及び機械系のカリキュラム紹介、研修員によるADTEC紹介、機械系教員・技術職員との懇談が行われました。
2日目以降は、機械設計製図や卒業研究などの機械系授業見学、機械系実験実習への参加及びフロンティアコース見学を行いました。
研修期間には、日本製鋼所M&E(株)室蘭製作所の施設見学を行い、担当の方からの事業説明を熱心に聞き、活発な質疑応答がありました。
また、課外活動体験として、応援団によるエール及び書道部での書道パフォーマンス見学、書道体験も行い、マレーシアと異なる文化を経験できたことを大変喜ばれていました。
最終日の26日(金)は、研修員による研修成果発表、全研修の振り返りと将来に向けての要望等を研修員・本校関係者及びJICA関係者で確認する評価会を実施し、研修修了証の授与をもって当該研修を終えました。
研修員からは「プログラムは全体的に素晴らしく、本研修によってより多くの知識や経験を得ることができた」、「研修プログラムは良かった。日本の文化や日本人の行動についてより理解した」、「日本は、教育、自然、環境、規律を学ぶうえで良例であった」、「この研修プログラムが、技術プログラムとして今後も継続していくことを、切に願う」などの感想がありました。
機械系長はじめ機械系教職員のご尽力のおかげで、大変有意義な研修となりました。
本研修は3年計画の3年目となり、ひとまずは今年度で終了しますが、今後もマレーシアの方々とのご縁があることを願っております。