2025年1月20日(月)から24日(金)までの5日間、本校でモンゴル工学系高等教育支援事業(M-JEED)の一環として、モンゴルの5高専(モンゴル科学技術大学付属高専、モンゴル高専、ウムヌゴビ高専、エルデネト高専、新モンゴル高専)の化学系教員5名に対し研修を実施しました。
モンゴルでは、急速な経済成長を支える高い技術や知識を持つ人材育成のため、工学系の高等教育機関における教員の質・量の向上や国際的な潮流に合致したカリキュラムやシラバスの開発が求められています。現在、独立行政法人国立高等専門学校機構(高専機構)は、円借款事業に基づく教育サービス提供者として、モンゴル高専の高度化や運営支援のため、日本の国立高専教員を現地に派遣する「渡蒙研修」や、モンゴル高専の教員を本邦で受入れる「訪日研修」などを通して工学系教育の指導を行っています。本事業において、日本の国立高専のうち10校を協力支援校とし、本校は2023年度より協力支援幹事校としての役割を担っています。
今回の研修は、高専機構より本校に対して、研修実施の要請があり実現したものです。研修員達は、本校の応用化学・生物系の授業や実験の見学、教員との意見交換や、白老町にある企業へ工場見学をし、無事に一週間の研修を終えました。
研修員達からは、研修期間を通して活発な質疑応答があり、高専教育及び一般化学を含む化学系科目の教育に関する知識を習得し、自校に持ち帰り今後の教育活動に活かしたいという強い意気込みを感じることができました。また、「授業の進め方や資料作りについてとても参考になった。」「日本の高専を知ることで高専教育についての理解がより深まった。」との言葉がありました。
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2025.01.29
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