苫小牧工業高等専門学校

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お知らせ
2025.04.29
お知らせ 学生・教員の活躍 産学官連携・地域貢献 国際交流

チリ国との国際連携研究プロジェクトで本校教員が成果発表を行いました

本校は、令和4年度よりJICA(独立行政法人国際協力機構)およびJST(国立研究開発法人科学技術振興機構)が連携して実施している「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS事業)」のプロジェクト『持続可能な漁業を実現する高付加価値バイオ素材の有効利用』(研究代表者:小野田晃教授〈北海道大学大学院地球環境科学院〉)に採択されました。本プロジェクトでは、チリにおける水産廃棄物中のバイオ素材を有効活用することで、新たな産業の創出を目指しています。
チリは、南北に長い地形と海流の影響により水産資源が豊富であり、水産加工業が発達しています。日本も魚介類の輸入において同国に大きく依存しています。本プロジェクトには、日本側から北海道大学、本校、北海道立総合研究機構、北海道曹達株式会社の産学官機関が連携し、オール北海道体制で課題に取り組んでいます。
本校では、このプロジェクトを本科5年生の卒業研究および専攻科の特別研究のテーマとしても位置づけ、教育・研究活動に反映させています。
令和7年4月21日(月)には、チリ関係機関の代表者が来日し、北海道大学学術交流会館にて記念シンポジウムが開催されました。本校からは、応用化学・生物系の教員4名(甲野、フェルナンド、藤田、長尾教員)が参加し、招待講演1件およびポスター発表4件を行い、活発な議論が交わされました。
また、同24日(木)には、チリの関係者8名が本校を訪問し、教育環境や研究設備の見学と本校学生との意見交換などを行いました。
本研究プロジェクトは令和8年度まで実施予定であり、今後も引き続き活発な国際交流と研究活動が展開される予定です。

研究課題概要(外部リンク):https://www.jst.go.jp/global/kadai/r0406_chile.html
               :https://www.jica.go.jp/oda/project/202109671/index.html

招待講演する甲野教授
招待講演する甲野教授
チリ国関係者と議論するフェルナンド准教授(右)
チリ国関係者と議論するフェルナンド准教授(右)
参加した研究者
参加した研究者