苫小牧工業高等専門学校

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お知らせ
2025.06.02
お知らせ

生成AI応用「Dify実践講義」を実施しました

生成AIの基礎から応用へ──苫小牧高専での実践的な学びが始動

苫小牧工業高等専門学校は、2025年5月28日(水)、本校と包括的連携協定を締結している株式会社アクセスネットのご協力のもと、第3学年学生206名を対象に生成AIの応用技術を学ぶ「Dify実践講義」を実施しました。

苫小牧高専では、第3学年全学必修科目「創造工学III」の一環として、生成AI(Generative AI)の応用に関する授業がスタートしました。初回授業では、まず生成AIの基本的な仕組みと活用事例について振返り、学生たちは大規模言語モデル(LLM)を活用したツール開発に向けた基礎を固めました。
今回の授業では、生成AIの開発基盤として注目を集めている「Dify(ディファイ)」を活用。Difyは、プログラミングの専門的な知識がなくても、AI機能を備えたアプリケーションを構築できるツールであり、学生たちはこの環境の中で、実際に生成AIを用いた課題解決に挑戦するための導入を行いました。
講義は、生成AIの実務導入に精通した株式会社アクセスネットの講師をお招きし、産業界の視点から見た生成AIの可能性や社会実装の現場についても学ぶ貴重な機会となりました。理論だけでなく、実務に即した視点での学びを通して、学生たちは「AIを使って何ができるか」「社会の課題をどう解決できるか」という問いに主体的に向き合い始めています。

次回以降の授業では、学生たちが自らのアイデアをもとに、生成AIを活用したアプリケーションやツールの企画・開発に取り組んでいく予定です。本科目を通じて、生成AIの先端技術を身につけるだけでなく、創造的思考力や課題解決力の養成を目指していきます。
苫小牧工業高等専門学校は、今後も産業界の実務者との連携を深め、学生に最新の技術と知識を提供し、次世代の技術者育成に取り組んでまいります。