お知らせ
第29回全国高専プログラミングコンテストに参加しました
2018年11月13日(火)
2018年10月27日(土)~10月28日(日)にアスティとくしまにて「第29回全国高専プログラミングコンテスト」が開催されました。全国の高専生が集まり,プログラミング技術や成果を発表しあう貴重な機会です。今回は阿南高専が主管校でした。
本コンテストは「課題部門」「自由部門」「競技部門」で構成されており,今回は「自由部門」で3名,「競技部門」で3名の学生が参加しました。ともに書類審査や予選審査を通過し,本選出場となりました。
自由部門は「つながるくん」と名付けたIoTデバイスを出展しました。このIoTデバイスはAC電源の延長線とラズベリーパイと呼ばれるマイコンからなっており,家電の電源をつながるくんを介してとると,その家電の消費電力量が計測できるようになるものです。加えて,消費電力量をクラウドに転送し,手元のスマートフォンやタブレットで見ることができるようにもなっています。本選では学生がつながるくんを紹介するプレゼンテーションを行い,また審査員よりデモンストレーション審査を受けました。将来的にスイッチのON/OFFを切り替えられたらよいなど,建設的な意見を多くいただきました。
競技部門は「巡りマス」というゲームで行われました。マス目に区切られたフィールド上で,いかに多くの陣地を占有できるかを競う陣取りゲームを実施します。チームは3名のメンバーで構成され,2名がフィールド上を移動するエージェントとなり,1名が司令塔となってエージェントに指示を与えます。試合はターン制で進行し,1ターンごとに両チームのエージェントが同時に行動します。司令塔は,決められた時間以内に2名のエージェントへ指示を伝えなければなりません。指示の伝達に使える道具は,A4サイズのトランプ,ボディランゲージ,ハンドサインを使えます。ただし,エージェントは司令塔の指示を解読するいかなる物もフィールドへ持ち込むことはできません。司令塔は,敵チームに看破されないセキュアな方法で,正確かつ迅速にエージェントへ指示を送る必要があります。一定のターン数が経過した時点で,エージェントが占有した陣地のポイントによって,チームの勝敗が決まります。 エージェントの初期配置や,フィールドの状況は,試合によって異なります。フィールドの変化に対応できる柔軟な戦略と,メンバー間の頑健かつ効率的な通信方法が勝利のカギになります。
本校の競技部門は予選審査を通過しました。本番では健闘したものの予選で敗退し,敗者復活もならず決勝トーナメントに進むことはできませんでした。しかし,学生の作成したプログラムの完成度は高かったように思います。また,宿泊先のホテルにおいても,同じホテルに泊まっていた他高専の競技部門に参加した学生たちと非公式に競技を楽しんでいたようで,親睦が深められたものと思います。
プロコンの結果および動画などはホームページ http://www.procon.gr.jp/ で公開されております。興味がある学生はソフトウェアテクノロジー部に入部し,プログラミングコンテストをはじめとしたコンテストに参加し,プログラミングの能力を向上してみませんか?
本科4年生向け「進学ガイダンス」が行われました
2018年11月08日(木)
10月30日(火)の本科4年生対象に「進学ガイダンス」が行われ,3年生を含む29名が参加しました。
専攻科長より専攻科についての説明があった後,大学の編入学試験や専攻科に合格した本科5年の助言学生5名が,受験までの計画や試験対策,具体的な勉強方法からモチベーションの保ち方など,進学を考えている後輩へ様々なアドバイスを話してくれました。
ガイダンスを参加した学生からは,「ちゃんと目標を決める大事さがわかった」,「改めて勉強しようと気持ちが前向きになった」など,大変参考になったとの感想が聞かれました。
平成31年度入学試験に関する説明会を実施しました
2018年11月08日(木)
平成30年10月6日(土)~10月28日(日)の期間中,苫小牧,札幌,千歳等10会場にて「平成31年度入学試験に関する説明会」を実施いたしました。
中学生・保護者等,約350名の参加があり,学校概要及び入試に関する説明を行いました。
各会場とも参加者から多くの質問が寄せられ,本校及び入試を知っていただく良い機会になったと思われます。
多くの中学生・保護者の方にご参加いただき,教職員一同感謝申し上げます。
また,入試に関してご質問がある場合,学生課教務係(0144-67-8001)までお気軽にお問い合わせください。
平成30年度授業見学会を実施しました
2018年11月08日(木)
平成30年10月18日(木),本校にて「平成30年度授業見学会」を実施いたしました。
今年度は新たに中学生を対象とし,保護者・中学校教員とあわせて160名以上が参加,本校学生が実際に受けている授業の様子をご覧いただきました。
参加者からは「様々な学年でどのような事を学んでいるのかが分かりました。」「それぞれの系においての特徴も文章ではなく,身をもって感じることができました。」とのご感想をいただき,本校についてよりいっそうご理解いただく良い機会になったものと考えております。
ご参加いただいた生徒・保護者並びに中学校教員のみなさまに,改めて御礼申し上げます。
ブックハンティングを実施しました
2018年11月07日(水)
図書館では,学生図書委員の皆さんに参加してもらい「ブックハンティング」を実施しました。
ブックハンティングとは,直接書店へ出向き,図書館へ所蔵したいと思う本を実際に手に取ってみて選ぶものです。
本年度は11月2日(金)に,札幌市中央区の紀伊国屋書店に行って実施しました。今年も学生図書委員の他に付き添いの学生等も含め,34名もの参加があり,自分の所属する系に係る図書から一般小説まで学生目線で幅広く選書してくれました。
今回選書した図書は,確認・購入等の手続きの後,12月~1月頃には図書館に配架する予定です。
平成30年度日本セラミックス協会東北北海道支部研究発表会で本校専攻科生が優秀発表賞を受賞
2018年11月06日(火)
平成30年11月2日および3日,日本大学工学部(福島県郡山市)で開催された平成30年度日本セラミックス協会東北北海道支部研究発表会において,本校専攻科環境システム工学専攻1年,砂川裕太君が優秀発表賞を受賞致しました。本年度の研究発表会では,口頭発表(28件)とポスター発表(33件)の中からそれぞれ7件の発表者に授与されました。発表者のほとんどが大学院生である中,専攻科生が選出される快挙を成し遂げました。
受賞した発表タイトルとは,「炭素を対極に用いた色素増感型太陽電池の作製に関する研究 ―微細構造と粒子径の異なるカーボンブラックを混合したときの発電効率への影響-」で,色素増感型太陽電池(DSSC)の対極に,粒子径やその繋がり方の異なるカーボンブラックを組みあわせて用いるとDSSCの発電効率がどのようになるかを検討した内容です。
なお,本校学生がこの学会で受賞するのは初めての事です。
保護者懇談会を実施しました
2018年11月06日(火)
平成30年11月2日(金),保護者の本校教育への理解を深め,学生の教育指導に関する情報を共有することを目的に保護者懇談会を実施し,約500組の保護者が来校しました。
担任との個別面談の他に,4年生保護者向け進路説明会を実施しました。進路説明会では系毎に就職・進学状況やその活動スケジュールについて説明がありました。
学校と保護者との連携をより深め,学生の学校での学習・生活状況や進路(就職・進学)についての現状を把握する機会となったと思われます。
「苫小牧高専サテライト開設 記念講演会」を開催しました
2018年11月05日(月)
11月1日(木)に苫小牧経済センタービルにおいて,「苫小牧高専サテライト開設 記念講演会」を開催いたしました。
この講演会は,苫小牧市と本校の協働事業の一環として,10月12日に開設した苫小牧高専サテライト「C-base」開設を記念して開催されたもので,苫小牧地域企業の方や本校教職員など,約70名の参加がありました。
講演会では,本校の須田特命教授から協働事業の概要について説明を行った後,経済産業省 商務・サービスグループ サービス政策課長(兼)教育産業室長の浅野大介氏による講演(演題:『「未来の教室」-EdTechを軸にした破壊的創造の可能性』)が行われました。
浅野氏の講演では,今を前提としない「未来の教室」(=学びの社会システム)の実現に向けて経済産業省が取り組んでいる活動,高専や教育現場に期待すること,また,自治体・教育機関・企業等が今後の社会構造・産業構造の変化にどう対応すべきかについて,自身の経験を踏まえ様々な切り口からお話をされ,参加者は熱心に耳を傾けていました。
また,苫小牧高専同窓会 樽前会会長の吉田誠一氏,講演会後の交流会では,苫小牧市長の岩倉博文氏,苫小牧商工会議所会頭の宮本知治氏,苫小牧高専協力会会長の松本紘昌氏等,来賓の方や参加者からお祝いの言葉を頂戴したほか,苫小牧地域活性化に向けてこれまで以上に一丸となって取り組むことを確認する場となり,盛況のうちに幕を閉じました。
北海道胆振東部地震災害義援金の募金活動の実施について
2018年11月01日(木)
本校学生会の環境福祉委員が,北海道胆振東部地震災害義援金の募金活動を高専祭の10月20日(土),21日(日)に実施しました。高専祭に来場された方にご協力を頂き,45,776円の募金が集まりました。集まった募金は全額,日本赤十字社を通じて被災地へ寄付させていただきました。ご協力ありがとうございました。
2018年度精密工学会北海道支部学術講演会で本校専攻科生が優秀プレゼンテーション賞を受賞
2018年11月01日(木)
平成30年10月27日,北海道情報大学で開催された2018年度精密工学会北海道支部学術講演会において,本校専攻科電子・生産システム工学専攻2年,星野啓太君が優秀プレゼンテーション賞を受賞致しました。今年度の支部講演会では,審査対象となる発表件数38件(全発表件数45件,うち企業からの発表1件)の中から,優秀プレゼンテーション賞は,5件の発表者に授与されました。
受賞した発表タイトルは,「プラズマ照射により被削面の濡れ性を変化させたSUS304の被削性について」で,SUS304板材の被削面に大気プラズマを照射することで,濡れ性を変化させた被削面を超硬工具で低速二次元切削した結果をまとめた発表で,最終的には様々な金属の被削性の改善を狙った基礎研究です。
例年,優秀プレゼンテーション賞受賞者は3月に開催される精密工学会全国大会(東京)への参加が恒例となっていることもあり,今後のさらなる活躍が期待されます。